採用されるためには魅力のアピールが必要

雇用した場合は、給料や福利厚生といった人件費が発生することになります。また、人材のレベルを維持、向上させるための研修費用も必要です。これらの費用は、雇用形態に関係なく発生するため、費用に見合う人材かどうかを選考の段階で見極める必要があります。特に、正社員を採用することになれば、アルバイトやパート、派遣といった雇用形態よりも発生する費用が大きくなるため、より慎重な選考が良い人材を採用する上でのポイントです。慎重に選考するといっても、明確なビジョンを持っていなければ意味がないので、まずは社内で人材像を明確にすることから始めます。雇用したい人材像が決まった場合は、求人を出して選考をスタートさせます。

一方で、求職者が正社員で雇用されるためには、企業の人材像に適合していることが重要です。適合の幅が狭いほど選考を通過できる可能性は高くなります。ただし、適合しているといっても、選考を行っているのは企業の人事担当者です。完全に適合していなかったとしても、選考の状況によっては高く評価される可能性はあります。

ですから、求職者は自分の魅力をアピールし、理解してもらうことが大切です。自分では一番の魅力だと考えていた点が、企業にとっては高い評価の対象にならないことがあります。それほど魅力にはならないと考えていた点が高く評価されることがあるので、求職者は自分の魅力を一つではなく、複数準備しておくことで、正社員での採用確率がアップします。